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ひよこ豆とじゃがいものカレー|大好きだったママの味

日本の家庭にインドの知恵を。インド料理研究家のレヌ・アロラさんに、”大好きだったママの味”と題して思い出のレシピを教えてもらいました。アロラさんは子どもの頃からお料理が大好き。そんなアロラさんがお料理に親しむことになったきかっけは、インドに古くから伝わる慣習にあったようです。
「インドでは月経中の女性は台所に入れないの。だから小学校に上がる頃から、毎月3日間だけ、母に替わって私が台所を任されていたのね。隣の部屋にいる母の指示を聞きながら、家族の食事を作る。家族には喜んでもらえるし、その時は学校をお休みしてもOK! お料理が大好きになりました。息子が生まれてからは、息子と一緒によく料理を楽しみました。日本で生まれ育った彼は、インド人でありながら日本人の舌も持っている。だから新しい料理の研究をする時は、彼にアイデアや意見を聞くの。日本人の口に合う味になるから、料理教室でも好評でした。ここで紹介するお料理は、どれも母から伝えられたインドの知恵。私が大好きだった懐かしの味です。みなさんもご家庭でインドの味を楽しんでみてください」。
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【ひよこ豆とじゃがいものカレー(チャナ アル カ ショールバ)】
具材は日によって変わりますが、ベジタリアンの家庭で育ったので、よくこんなカレーを食べていました。
●材料(5〜6人分)
トマトスープ ….. 1缶(305g)
ひよこ豆 ….. 1缶(150g)
じゃがいも ….. 大1個
サラダ油 ….. 40〜50cc
クミンシード ….. 小さじ 1
ターメリック ….. 小さじ 1 / 2
コリアンダー ….. 小さじ 6
レッドペッパー ….. 小さじ 1 / 2
ガラムマサラ ….. 小さじ 3 / 4
塩 ….. 適宜
水 ….. 900cc
●作り方
1:じゃがいもは皮をむいてサイコロ型に切る。
2:厚手の深鍋にサラダ油を熱し、クミンシードを入れる。
3:クミンシードがはじけ始めたら、トマトスープを入れて混ぜ、ひよこ豆と1のじゃがいもを加える。
4:ターメリック、コリアンダー、レッドペッパー、塩、水を入れ、強火で沸騰させる。
5:沸騰したら、火を弱め、約30分間煮る。
6:ガラムマサラを入れ、さらに約1時間、かき混ぜながら煮る。
※トマトスープは具の入っていないものを使います。
レヌ・アロラ
インド・ボンベイ(現ムンバイ)出身。ボンベイ一の大ホテル、オベロイ・シェラトンの調理場でインド料理の修業をし、1977年に日本で料理教室をオープン。料理学校の講師として活躍し、TV番組にも多数出演。現在、東京・北品川の「アロラ・インド料理学院」代表。著書に『インドスパイス料理』『私のインド料理』などがある。www.arora.co.jp
この記事は、マンモス11号(2005年9月発行)に掲載されたものです。