秋田の郷土料理「かやき」のつくりかた

「かやき」という秋田の郷土料理があります。季節を問わずよく食べられているごった煮のようなもの。一度にたっぷりと作っておけば、毎日の食卓に野菜たっぷりのスープを添えることができます。マンモス17号では、かやきのつくりかたを、秋田の森吉に暮らすテイおばあちゃんに教わりました。山から採れるミズをたっぷりと使い、味の決め手は玉ねぎとサバ缶を入れることです。
まず、昆布でだしをとり、下茹でしたミズ、玉ねぎ、そのほか野菜、サバ缶を入れて煮ます。味付けは味噌で、最後に糸こんにゃくを入れてできあがり。季節によって入れる山菜や野菜は変わりますが、玉ねぎを入れて甘みを出すのがテイさん流です。
テイさんは、ほかにも山ぶどうで煮た漬け物や、おにぎりのむすびかたも教えてくれました。テイさんのつくるおいしい料理は、村でも有名。冠婚葬祭などの仕出しの注文が入ると、テイさんは腕をふるって伝統料理をつくり、みずから車を運転して届けにいくのです。
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