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坂本美雨さんが選ぶ夜空の下で聴きたい音楽

夜空が音楽を奏でるとしたら、どんな音が聞こえるでしょう? 音楽家・坂本美雨さんは、高校生の頃、ニューヨーク郊外のダム湖のほとりにでかけ、真っ暗闇に浮かぶ星空をじっと眺めるのが好きだったそうです。
「夜空と湖と自分の境目がなくなって、流れ星や初めは見えなかった奥の方の星までどんどん見えてくる。それは宇宙に吸い込まれていくような感覚でした。このままどこへ行ってしまうんだろう… その時、感激と恐怖と共に感じたのは、自分よりはるかかに大きな存在への感謝でした」- そんな思い出を話してくれた美雨さんに、夜空の下で聞きたいCDを選んでもらいました。それぞれの紹介文は美雨さんの言葉です。
mum『finally we are no one』
なんでも楽器にしてしまう、アイルランドの三人組。幼い頃の他愛もない遊びや、幼なじみはしゃいだ思い出の公園、湿った夜の空気を思い出させてくれる。» amazoniTunes Store
Fridge『Happiness』
ゆっくり流れる川のような、あったかい素材が詰まった音楽。以前私が選曲した、国立天文台の小久保英一郎さんたちが手掛ける宇宙の4DグラフィックのBGMにも使用しました。» amazon
Soundtrack『CODE 46 SOUNDTRACK』
COLDPLAYが手がけた、映画『Code 46』のサウンドトラック。CODE46により恋愛を禁じられた男女の近未来のラブストーリー。現実と非現実の間を、はかなく音が漂う。» amazoniTunes Store
Sigur Ros『( )』
幾重にも重なる音がだんだんと洪水のようにあふれてくる。おでこのあたりから細胞が目覚めていくような感覚におちいる。もっと夜空の奥深くまで潜っていけるような…。» amazoniTunes Store
Manual『Azure Vista』
特に好きな「Tourmaline」を聞きながら、夜空を見上げることがよくあります。そして、夏の早い夜明けをこんな音とともに迎えたい。できれば静かな浜辺で…。» amazon | iTunes Store
James Iha『Let it come down』
元スマッシング・パンプキンズのギタリスト、ジェイムズ・イハ。シンプルなアコースティックサウンドの優しく素直な歌声はぜひお子さんと聞いてほしい。» amazon
» マンモス11号「家族で楽しむ星のてびき」