大きな宇宙の営みのなかの自分を感じる|星川淳(作家・翻訳家/グリーンピース・ジャパン事務局長)

「夕暮れどき、沈みゆく太陽に『今日も一日ありがとう。また明日会いましょう』とあいさつするときの気持ちを想像してみてほしい。それが平和です」。手つかずの自然が残る屋久島で二十七年間暮らしてきた星川淳さん。「平和」とは、自分が生きていること、明日があると信じられること、大きな自然の営みのなかの自分を感じられること__そんな穏やかで揺るぎのない思いだと言います…
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地球にありがとうの思いを込めて、 みんなで木を植えよう|中渓宏一(シードマン)

「僕が考える平和は、嬉しい、楽しい気持ちを大切にすること。僕にとってそれは木を植えて歩くことです」。徒歩で旅をし木を植える活動を続けている「SEED MAN」こと中渓宏一さん。今年は半年かけて日本を縦断し、千五百本を植樹しました…
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世界中に友だちをつくることが 平和への近道|小野寺 愛(ピースボート共同代表)

「地球一周」の船旅を企画し、年に一回、三カ月かけてさまざまな国を旅する小野寺さん。難民キャンプや紛争地の暮らしをのぞく機会も多く、「平和とは?」と考えるのは日常的なことだそう。一昨年、長女の桃ちゃんを出産してからは、より真剣に地球の未来を思うようになったと言います…
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平和は、私たちの心と精神から 生まれるもの|パトリック・チャムーソ

南アフリカのモザンビークに生まれ、アパルトヘイト(人種隔離政策)のもと幼少期を過ごし、十四年もの間、無実の罪で囚われながらも、南アフリカの平和のために闘いつづけたパトリック・チャムーソさん。2006年にアパルトヘイトと闘う彼の葛藤を描いた『輝く夜明けに向かって』がハリウッドで公開されると、世界にその名が知れ渡り…
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日・中・韓 3カ国が協力して出版する平和絵本

日本・中国・韓国の3カ国の絵本作家が協力する、平和をテーマにした絵本シリーズが刊行されました。近いようで意外と知らない隣の国に暮らす人々のこと。そうした国のことを絵本を通して身近に感じることは、次世代を担う子どもたちにとって、平和な未来を考える第一歩になるでしょう。
『へいわって どんなこと?』浜田桂子 作
へいわってどんなこと?「おなかがすいたら、だれでもごはんが食べられる」「いやなことはいやだって、ひとりでも意見がいえる」「おもいっきり遊べる」…。身近な日常から、平和の意味と、守らなければいけない大切ないのちについて考えます。
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バリ島のグリーン・スクール

学校と聞いて、どんな建物を思い浮かべますか? 校門と運動場のある、時計のついた四角い校舎でしょうか? そんなイメージとはかけ離れた学校が、バリ島にあります。校舎には窓も扉もなく、椅子も机もそしてサッカーのゴールも、ほとんどが竹でできています。山や川、畑、牧場もあって
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