「勝つ」よりも「負けない」ことを毎日の食卓から子どもは学ぶ|山極寿一

ゴリラは負けず嫌いでメンツを大切にする。喧嘩も、第三者が相撲の行司のように収める。行司は弱いほうが引き分けもきれい。強ければ「むりやり引き分けさせられた」ようだけれど、弱ければ「我々自身が引き分けた」となる。こびへつらうようすは見せない。そんなゴリラを私は美しく思う。
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 Artwork: ドルク

マンモスポスター006|ドルク

毎号、綴じ込みのポスターとしてアーティストの作品を紹介している「MMoA(Mammoth Museum of Art)」。マンモス26号では、ノルウェー出身のグラフィックアーティスト、ドルクの作品を紹介しています。
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 画:安西水丸

狂言の世界は小さな猿からはじまる|川島朋子・国文学者

大学生のときに平安神宮の薪能を見て狂言に惹かれました。それまで、自分と狂言は関係ないものだと思っていたのですが、見ると不思議と内容がわかるんです。以来、足繁く通うようになり、大学で狂言の研究をするようになりました。狂言には『靭うつぼざる猿』や『猿さるむこ聟』など、
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 Photography: Yukiko Matsunari

いい湯だな 温泉大好き日本のサル

私たちが暮らす日本に棲むニホンザルは、ヒトを除いた霊長類のなかで最も北に生息する北限のサル。そして、ここで紹介する長野県地獄谷のニホンザルたちは、世界で唯一の温泉に入るサルです。1970年にアメリカの写真雑誌『LIFE』に登場し、冬に温泉を楽しむ「スノーモンキー」と
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 photography: Mie Morimoto

MAMMOTH KIDS × ARTIST vol.6 造形作家・柴田美千里さんとサルのしっぽをつくってみよう!

はるか昔、サルとヒトには共通の祖先がいました。ヒトは進化の過程でしっぽをなくし、一方、サルはしっぽでバランスをとり、物をとったり、つかんだり、木にぶら下がったり、手足のようにつかっている。もし、私たちにもしっぽがあったなら、どんなしっぽが似合うだろう? 造形作家の柴田美千里さんと一緒に、サルのしっぽづくりに挑戦です。
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 photography: Kaunis

ソックモンキーをつくろう

ソックモンキーが誕生したのは、いまから100年以上前のアメリカ。その時代は戦争や不況が重なり、人々は貧しい生活をしていました。ある年のクリスマス、炭坑町で暮らすおばあちゃんには、かわいい孫娘にプレゼントを買ってあげる余裕がなく、そのときに思いついたのがソックモンキーでした。
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