Photo: Ueyama Chiyoko

お砂場の作品をおうちで再現「秋の箱庭」

思いっきり外遊びを楽しんだシーズンも、そろそろおしまい。どうしてもお家で過ごす時間が長くなりがちなこの時期は、ちょっと特別な秋冬の手作りを楽しんでみませんか?小さな子どもも一緒に楽しめるハンドメイドの提案は、子育てレシピはじめ、本誌でもおなじみの畑順子さんから。2人の娘と過ごす時間の中で生まれた、とっておきのアイディアを教わりました。
【お砂場の作品をおうちで再現「秋の箱庭」】
「箱庭にしよう!」と思い立ったのは、娘とよく行く公園の砂場でした。落ち葉やどんぐり、木の枝……などなど、いろんなものを集めて来ては、砂場の一角で無心に何かを作っていた娘。しまいには「これ全部、おうちに持って帰る!」なんて言い出すので困ってしまい、代案として、家で箱庭作りをすることになりました。
砂場とは違って、「そんなもの触っちゃダメ!」なんて叱られることもないせいか、娘たちも楽しそう。でも……。「羊毛で木を作ったらかわいいかも」「雑貨屋で買ったお人形キットも入れちゃおう」「白砂や貝殻を入れたら、夏バージョンもできる!」。すっかりハマってしまったのは、むしろ私の方でした(笑)。時折家族が寝静まった夜など、一人こっそり起きだしては、箱庭づくりの続きをひそかに楽しんでいることがあるほどです。
次回は、「お人形の衣替え」を紹介します。
 
畑 順子(はた・じゅんこ)
東京・池尻のカフェ・グリル・バー『太陽』の初代店主。現在は二人娘の母として、子育て奮闘中。
※この記事は、Baby Mammoth 8号(2008年11月発行)に掲載されています。Photo: Ueyama Chiyoko Text & Composition: Io Junko