Photo: Barry Bland

車椅子のスケートボーダー

車椅子にヘルメットというスタイルで、スケートボードのように華麗なライディングを見せるのは、ラスベガスに住む19歳のアーロンさん。特別なサスペンションを使用した車椅子で自由自在に宙を舞い、なんと宙返りやバク転もこなします。
彼は二分脊椎症という障害を持って生まれ、小さい頃から車椅子に乗っていました。スケートパークをはじめて訪れたのは、8歳の時。お兄さんに連れて行ってもらい、車椅子でのライディングの魅力に取り憑かれました。14歳の時にはじめて車椅子によるバク転(後方宙返り)に成功。現在、世界各地でパフォーマンスを行なうほか、放映中のNIKEのCMにも登場しています。
バク転を決める姿は、車椅子だからこそ見せられる重厚感と躍動感があり、とてもエキサイティング。車椅子とヘルメットをデザインした彼のロゴマークもとてもクールです。ニックネームはWheelz(ウィールズ)。アーロンさんにとって、車椅子は自らの表現スタイルと切り離せないものとなっています。
Aaron Fotheringham
http://www.aaronfotheringham.com/